
双極性障害と診断された、もしくはその可能性を感じているとき。
多くの人が悩むのが、
「この状態で、仕事を続けられるのだろうか」
という不安です。
気分が安定している時期は、問題なく働ける。
でも、落ち込む時期やハイになりすぎる時期が来ると、一気に崩れてしまう。
その波に振り回される感覚が、「安定して働くのは無理なのでは」と思わせます。
この記事では、双極性障害で仕事を続けるために現実的に意識されているポイントを整理しながら、「コツはあるのか?」という問いに答えていきます。
まず前提:波があることは変えられない
双極性障害の特徴は、気分の波です。
・抑うつ状態
・軽躁・躁状態
この波そのものを、完全になくすことは簡単ではありません。
つまり、
「波がない前提」で働くのは難しい
という現実があります。
コツがあるとすれば、
波をゼロにすることではなく、波を前提にした働き方です。
仕事が崩れやすいタイミング
① 躁状態のときに無理をしすぎる
調子がいい。
アイデアが止まらない。
この時期に、
・仕事を増やす
・睡眠を削る
・大きな決断をする
ことが続くと、あとで大きな反動が来ます。
本人は「絶好調」でも、後から振り返るとオーバーワークだったというケースが少なくありません。
② 抑うつ期に自分を責めすぎる
気力が出ない。
集中できない。
この状態を、
「努力不足」
と捉えてしまうと、さらに悪化します。
抑うつ期は、エネルギーが下がるのが前提です。

双極性障害で仕事を続けるための現実的なポイント
① 「安定している時期」も慎重に過ごす
多くの人が見落としがちなのがここです。
安定期こそ、
・睡眠を優先する
・予定を詰めすぎない
ことが重要です。
調子がいいからといって、限界まで動かないことが、長期的な安定につながります。
② 波の前兆を把握する
・睡眠時間の変化
・お金の使い方の変化
・思考スピードの変化
こうした前兆に気づけると、早めにブレーキをかけられます。
③ 大きな決断は「安定期」に限定する
転職や退職などの大きな判断は、
気分が大きく上下していない時期
に検討することが勧められます。
④ 働き方を柔軟にする
・フルタイムにこだわらない
・業務量を調整できる職場を選ぶ
波がある前提で、余白のある働き方を選ぶことが大切です。
「コツはある?」への答え
結論として、
魔法のコツはありません。
ですが、
・波を自覚する
・無理をしすぎない
・環境を調整する
この積み重ねで、安定して働いている人は確かにいます。

一人で抱えないことが重要
双極性障害は、自己判断だけでコントロールしようとすると難しい場合があります。
・医療機関
・支援サービス
と連携しながら、働き方を調整していく人が多いです。
「全部自分で何とかしなきゃ」ではなく、チームで管理する視点が大切です。
「続けられない=失敗」ではない
もし仕事が続かなかったとしても、それは人格の問題ではありません。
波と環境が噛み合わなかっただけです。
働き方を変えながら、安定を探していくことは十分に可能です。
まとめ
双極性障害で仕事を続けるコツは、
波を消そうとしないことです。
波を前提に、余白を持たせる。
無理をしすぎない。
それが現実的な答えです。
次のステップとして、
「自分の波の前兆は何か」を一つ書き出してみてください。
そこから、安定のヒントが見えてきます。
