【社会人必見!】仕事を続けながらうつを克服したい人へ。体験談からわかる、無理せず前に進む方法。

第1章:仕事をしながら「うつ」と向き合う現実

「仕事を辞めたい。でも、生活のために辞められない。」

多くの社会人が、そんな葛藤を抱えています。


朝起きるのがつらい。会社に行くのが怖い。
職場の人と話すだけで、心が重くなる。


でも、覚えておいてください。
うつになったのは、あなたが弱いからではなく、真面目で責任感が強すぎたからです。


本記事では、うつっぽい症状を抱えながらも仕事を続けたい人に向けて、

無理をせず回復へ向かうための具体的な方法を紹介します。

是非最後まで読んでください。

第2章:仕事を続けながらうつを克服するのは可能なのか?

結論から言うと、うつの程度と環境次第で「働きながらの克服」は可能です。


ただし、無理をして働き続けると、症状が悪化し回復が長引くこともあります。

● 働き続けるべきか?休むべきか?の判断基準

軽度〜中程度のうつ:働きながら回復を目指せる可能性あり
重度のうつ:まずは休養が最優先


医師やカウンセラーと相談し、「どこまで働けるのか」を客観的に判断しましょう。
「我慢できるか」ではなく、「心が回復できるか」で決めることが大切です。

● 働くことが「治療」になるケースもある

適切な仕事量と人間関係の中で働くことは、生活リズムや社会とのつながりを保つという意味で、

回復を促すこともあります。


重要なのは、「頑張る」ではなく、「ペースを整える」ことです。

第3章:働きながらうつを悪化させない5つのコツ

① 朝の“立ち上がりルーティン”を固定化する

うつの時期は「朝が一番つらい」と感じる人が多いです。
その対策としておすすめなのが、毎朝同じ流れで行動するルーティンを作ること。

例:
1. カーテンを開けて光を浴びる
2. 水を飲む
3. コーヒーを淹れる
4. 5分だけ外の空気を吸う

この固定化された流れが、心と体に「今日も動ける」という合図を送ります。

② 完璧を求めず、7割の力で働く

「迷惑をかけたくない」「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど、ストレスは増大します。


うつのときは、100点を目指さず70点でOKと自分に許可を出しましょう。



完璧より継続。正確さより回復。

③ 定時退社・休憩を“仕事の一部”にする

「休憩を取る」「定時で帰る」ことに罪悪感を持つ人は多いですが、
うつの回復には、休息を“仕事の一部”と考えることが重要です。

集中力は1〜2時間で低下します。
定期的に席を立ち、深呼吸をするだけでもOK。


身体の緊張をゆるめることで、心の負担も軽くなります。

私は会社の周りを散歩しに行くことがよくありました。

自分を探している人がいてても、

気分転換に散歩行ってましたと伝えればきっと大丈夫です。

④ 感情を言葉にする習慣をつける

「今日の気分」や「つらかったこと」をメモに書くだけでも効果的。
書くことで感情が整理され、自分を客観視できるようになります。


必要に応じて上司や同僚と共有すると、サポートも受けやすくなります。

⑤ 周囲に“自分の状態”をオープンにする

「実は最近、体調が安定しなくて…」と一言伝えるだけで、

理解を示してくれる人は意外と多いです。


助けを求めることは、弱さではなく“回復のスキル”です。

第4章:うつを克服した人が語る「仕事との向き合い方」

● 「頑張る」より「工夫する」

「何とかしよう」と力むよりも、「どうすれば楽にできるか」を考える。
これは逃げではなく、長く働くための戦略です。

例:
・朝の打ち合わせを午後に変更
・難しい案件は分担
・メール返信をまとめて処理

小さな工夫が心の余裕を生みます。

● 「できたこと」を数える習慣

どんな日でも「できたこと」はあります。
・出勤できた
・挨拶できた
・会議で一言話せた

これらを記録し、「今日も一歩前進した」と認識しましょう。

● 「助けを求めることは迷惑ではない」

他人に頼ることで支えが生まれ、自分も他人を支えられるようになります。
それが、本当のチームワークです。

第5章:うつでも働きやすい職場環境をつくるには

● 上司・同僚への伝え方(例文あり)

「最近、体調に波があって集中できない時があります。
仕事に支障が出ないよう、少し調整させてください。」

病名を出さなくても大丈夫です。
困っていること+希望するサポートを伝えましょう。

それは全く恥ずかしいことではありませんし、

申し訳ないことでもありません。

会社にとっても自分にとっても良いことしかありません!

● 相談できる相手を見つける

・人事や産業医
・信頼できる同僚
・社外のカウンセラー

話せる環境を持つだけでストレスは半減します。

カウンセリングを受けることを推奨されていましたが、

みんな参加していませんでした。

私は話すことがなくても月に2回ほど利用していました。

● 「転職」や「部署異動」も選択肢

職場環境が原因の場合、環境を変えることも立派な回復戦略です。
環境が変わるだけで気分が改善する人は少なくありません。

私は部署移動もお願いし、2回行いました。

第6章:働きながらできる「セルフケア」習慣

  • ① 睡眠リズムを整える
  • ② 朝日+短い散歩
  • ③ カフェインを減らす
  • ④ 夜のスマホ断ち
  • ⑤ 感情日記をつける

小さな習慣の積み重ねが、うつを再発させない力になります。

第7章:どうしてもつらいときに思い出してほしいこと

・休むことは「逃げ」ではなく「リセット」
・辞めることは「自分を守る選択」
・克服とは、“前の自分に戻る”ことではなく、“今の自分を受け入れる”こと

うつは弱さではなく、心が限界まで頑張った証です。

第8章:まとめ 〜無理をしないからこそ、前に進める〜

仕事を続けながらうつを克服するには、「頑張る」よりも「整える」ことが大切。

今日からできる一歩を選びましょう。
・朝のルーティンを作る
・70%の力で働く
・周りに助けを求める
・自分を責めない



「休んでもいい」「無理しなくていい」と思えたとき、それが回復のスタートラインです。

あなたはもう十分頑張っています。
焦らず、自分を大切にしながら、少しずつ前に進みましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

この記事を書いた人

ライター

学生時代から繊細な心と二人三脚。うつや不安障害と向き合う。製薬会社の開発部で約6年勤務後、独立。寛解の経験をもとにHSP、繊細さんへの発信に注力。