【速報】モームリ運営会社アルバトロスに家宅捜索!依頼前に押さえるべき5ポイント

2025年、退職代行サービス「モームリ」を運営する会社に家宅捜索が入ったというニュースが話題になりました。
SNSでは「退職代行って違法なの?」「もう使えないの?」といった不安の声が多く見られます。

退職代行は、仕事を辞めたいけれど上司に直接言いづらい人を助けてくれるサービスです。実際、多くの利用者が精神的負担を軽減し、スムーズに退職しています。しかし今回の報道で、「本当に安心して使えるのか?」という疑問を持った方も多いでしょう。

この記事では、モームリへの家宅捜索の背景をわかりやすく解説し、
どんな退職代行を選べば安全なのかを詳しくお伝えします。

退職代行モームリとは?人気の理由と特徴

退職代行モームリは、LINEで簡単に依頼でき、最短で即日退職が可能という手軽さで人気を集めていました。「上司と話したくない」「会社に行きたくない」という人でも、チャットだけで退職手続きを完了できる点が評価されていたのです。

運営は「株式会社アルバトロス」。これまでに約4万人以上が利用したとされ、業界でも最大級のサービスの一つでした。

ただし、モームリは弁護士が直接関与していない「一般企業型」退職代行でした。この点が後に問題の焦点となります。

家宅捜索の理由:何が問題だったのか?

報道によると、家宅捜索の理由は「弁護士法違反(非弁行為)」の疑いでした。非弁行為とは、弁護士でない者が報酬を得て法律事務を行うことを指します。

退職代行サービスの多くは、依頼者の意思を伝える「代行連絡」を行うだけなら違法ではありません。しかし、相手企業と交渉したり、法的アドバイスをしたりすると、弁護士法違反になる可能性があります。

また、一部報道では「弁護士への紹介料」や「キックバック」が問題視されたともされています。これは、一般企業が依頼者を弁護士に紹介し、その報酬を受け取っていた場合、法律上の“非弁提携”と見なされることがあるためです。

重要なのは、家宅捜索はあくまで捜査段階であり、違法と確定したわけではない点です。それでも、利用者から見れば不安なニュースであることは間違いありません。

モームリ事件から見える退職代行業界の課題

退職代行業界はここ数年で急成長しました。しかしその一方で、法的なグレーゾーンが多いのも事実です。

退職代行には主に3つのタイプがあります。

タイプ主な運営者法的リスク特徴
弁護士型弁護士事務所低い交渉・トラブル対応も可能
労働組合型労働組合中程度団体交渉が認められる
一般企業型民間会社高い価格が安いが非弁リスクあり

モームリは「一般企業型」であり、法的な線引きが曖昧なまま運営されていたとされています。この事件をきっかけに、「安全な退職代行をどう見分けるか」という意識を持つ人が増えそうです。

利用者への影響と今後の対応策

では、モームリをすでに利用した人はどうなるのでしょうか?

結論から言えば、すでに退職が成立している場合は基本的に問題ありません。

退職の意思が相手に伝わっていれば、その効力は法的に有効です。ただし、未払いの給与や退職金の交渉などをモームリ側に任せていた場合、今後の対応が滞る可能性はあります。

もし不安な点がある場合は、次のような公的機関に相談しましょう。

  • 労働基準監督署
  • 弁護士会の無料相談
  • 労働組合やNPOの退職相談窓口

また、モームリを利用予定だった人は、他の合法的な退職代行への切り替えを検討するのが賢明です。

安心して使える退職代行サービスの選び方

モームリの件を踏まえ、退職代行を選ぶ際にチェックすべきポイントを紹介します。

✅ 1. 弁護士または労働組合が運営しているか

公式サイトで「弁護士監修」や「労働組合運営」と明記されているかを確認。
特に交渉が必要なケース(残業代・有給消化など)は弁護士型が安全です。

✅ 2. 料金体系が明確か

「追加費用なし」「税込み一律」など、後から請求されない仕組みか確認しましょう。

✅ 3. 口コミ・評判が実名で確認できるか

SNSやレビューサイトなど、実際の体験談を複数確認することが大切です。
一方的な高評価サイトだけを鵜呑みにしないよう注意。

✅ 4. 連絡手段が明確

LINEだけでなく、電話・メールなど複数の窓口があるサービスの方が信頼性が高いです。

まとめ:退職は「逃げ」ではなく「再出発」

今回のモームリ家宅捜索は、退職代行業界の問題点を浮き彫りにしました。しかし、退職代行そのものが悪いわけではありません。「安全に」「合法的に」運営されているサービスを選ぶことが何より重要です。

つらい職場から抜け出すことは、逃げではなく前向きな選択です。自分の人生を守るために、正しい情報をもとに行動しましょう。そして次のステップへ進む勇気を持つことが、あなたの未来をより豊かにしてくれます。

この記事を書いた人

ライター

学生時代から繊細な心と二人三脚。うつや不安障害と向き合う。製薬会社の開発部で約6年勤務後、独立。寛解の経験をもとにHSP、繊細さんへの発信に注力。